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富川屋(2017)

風に乗り 土で踊る

富川屋は、名前の通り、富川くんが立ち上げた会社名です。もともと、僕と富川くんは日清食品カップヌードルの仕事で一年間べったりと一緒に仕事をした経験があります。その後、彼は岩手県・遠野市に移住し起業しました。地域の歴史・風俗・伝説などを吸収し、それらを再編集することで新しい価値を創出しようと奮闘しています。

2019年12月12日。里に恵をもたらす山に祈りを捧げ、一年に一度、山の神に感謝する“山の神の日”に始動した富川屋。岩手県遠野市を拠点にする「ローカルプロデューサー」として、企画や編集・デザインの視点を用いて、その土地につづく地域文化の継承と発展のために活動しています。
かつて遠野を訪れ、そこに残る民話や暮らしに“戦慄”し『遠野物語』をまとめた、柳田國男。彼のように外からこの地を訪れた僕たちもまた、同様に戦慄し、その感動と面白さに突き動かされながら新たな表現方法を模索しています。
外から見た新鮮で客観的な視点を用いながら、その土地の風土や人々とつながり、ともに歩む。「風」と「土」の両方の役割を担うことで、新たな文化をつくりあげていく。

風に乗り、土で踊る。
これからもその土地の物語を編み直し、気持ちのよい新たな風を吹かせていきます。(富川屋HPより)

Designer / Yuji Shiramizu

富川くんの日ごろの活動を眺めている中で、華奢にはしたくない、牧歌的にはしたくない(遠野の自然は激しい印象があるので)、古くさくはしたくない、デコラティブにはしたくない、などのイメージがあったので無骨にドシンとした家を建てるようなイメージでつくりました。

富川屋の活動は、とても楽しく、意義深いものが多いので、覗いてみると楽しいと思います。ぼくも彼の活動から学ぶことがとても多いです。リンクはこちら

〈Works一覧〉

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